韓国人男の部屋に朝からノックしてきた人はだれ??『積極的な男−20』
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# 韓国人男の部屋に朝からノックしてきた人はだれ??
トントントン
『え??今何時??え??だれ??』とびっくりして起きた私。。
時計を見たら7:50くらい。
とっさにノックの音に答えなければと思った私。
日本語??韓国語??日本語で答えるべきだよね??と思った私。
私『はい。だれですか??』
??『朝ご飯食べに行こうよ〜!』
韓国語だった。
ドアを開けたら昨日一緒に同じ寮に来たKさんとHCさんが立っていた。。
私『あ〜!おはようございます!』
Kさん『まだ寝てた??』
私『うん。。昨日寒くてあまり寝れなくて。。。』
Kさん『本当に〜? 昨日夜来てみたけど、おっくんいなかったよ〜』
私『あ〜』
Kさん『どこか行ってたの?もしかしてもう彼女がいるとか?』
朝から色々質問されている私。。。警察かよ。。笑
私『日本に友達がいて昨日ちょっと会ってきたんです。』
Kさん『本当に??なんだよ〜!だから疲れてるのかよ〜笑』
私『いやいやいや。。。』
Kさん『部屋に入っていいかな?』
私『部屋ですか?は、はい。。』
私の部屋に入ってきた二人は私の部屋を見てびっくりしていた。
昨日寒くてカバンから出したありったけの服でめちゃくちゃになってる部屋。。。
Kさん『どうしたの??』
私『昨日本当に寒くて、布団がないから洋服を掛けて寝たんです。。。』
K&HCさん『笑』
Kさん『一緒にご飯食べに行こうよ〜!』
私『は、はい。。行きますか?』
一緒に朝ご飯を食べに行く為にわざわざ私の部屋に呼びにきてくれた二人。。
有難いけど朝からびっくりしたな。。。
朝ご飯を食べに1階の食堂に行った。
他の学生たちが並んでいて私達もその後ろに並んだ。
皆ご飯を受け取りながら準備してくれた寮の方達に『おはようございます、いただきます!』と言っていた。
それをみた私も『挨拶しなきゃいけないのか。。。』と思った。
『おはようございます!いただきます!』とご飯を受け取りながら挨拶をした。
ご飯かパンのどちらか一つ選べるようになっていた。
(お腹が空いていたとしても必ずどちらか一つ!笑 どちらも食べたりしたら寮の管理人に怒られるかも。)
今日はパンにしようと思い手に取った私。
トースターにバターを塗った食パンを2枚入れてレバーを回した。少しして焼けたパンの香りがしてきた。この香りがいい。。その香りだけでとても気分が良くなる。。。香ばしく焼けた1枚目のパンにはイチゴジャムを塗って、2枚目のパンには出来立ての温かい目玉焼き、その上にチーズをのせてケチャップをかける。チーズが程よくとろけてとても美味しそう。。飲み物は牛乳とホットコーヒにしてテーブルに座った。
Kさん『昨日どこに行ったの??』
私『銀座に行ってきました。』
Kさん『すごいね〜良く一人で行けたね???』
私『人に道を聞きながら行ってきました』
HCさんはあまり話さない人でこの時も、無言でご飯を食べながら話を聞いてた。
Kさん『本当にすごいね』
私『何がですか??』
Kさん『普通彼女と夜会うってなったら帰ってこないでしょう??』
私『いやいや。。そんな関係じゃないですよ〜本当にただの友達です』
Kさん『冗談だよ笑』
クスクス笑ってるHCさん
Kさん『今日は何をする予定?』
私『今日ですか?とにかく部屋を片付けて時間があったら、寮の周辺に何があるのか少し見てみようと思ってます。』
Kさん『そう?俺も何もなかったら一緒に行こうかな』
私『あ〜今日は何時になるかも分からないので、ゆっくり一人で見てみます』
優してく面白い『Kさん』
親切に何でも誘ってくれるが、私は自分の人生を変えようと思って日本に来たので、何でも一人で最初はやってみたかった。
外国に来て同じ国の人に頼ってしまうと、それが癖になってしまい、一人では何もできなくなってしまうのではないかと思ったし、KさんやHCさんと一緒に行動していたら甘えから、韓国語ばかり使ってしまうのではないかという心配もあった。
この二人は寮から近い日本語学校に通う。
私はあえて寮と学校の距離が遠い所に決めた。それで本当に良かったと思った。
寮も学校も一緒だとちょっと。。。嫌だなと思っていたから。。。笑
日本にきて二日目。。
日本語学校での授業は一週間後から始まる。
でも学校が始まる前にクラスを決めるためのテストがあるので一度学校には行かなければならない。
また学生になるのか。。。笑。。
日本語について「ひらがな」と「カタカナ」しかわからない私だが、テストだと思うといい点数を取りたいという気持ちになる。
もし奇跡が起きてレベルの高いクラスなれたりして??!
なれたとしても授業についていけないじゃないか。。笑
『今日のスケジュール』
※部屋の片づけは必須。。。
1.一人で寮の周辺を見てみる
2.三日後のテストに向けて、ひらがなカタカナの勉強と韓国で買ってきた本で日本語の勉強をして単語も覚える
朝ご飯を食べた私は二人と別れ自分の部屋に戻ってきた。
昨日の後始末。。。めちゃくちゃ汚い私の部屋。。。
早く片付けよう。。。
服を片付けて、本を片付けて。。
本来は綺麗好きな私。。。。小さい部屋だけど完璧に綺麗な部屋にしたいと思い夢中になっていた。。。
突然携帯がなった。携帯を見ると彼女からのメールだった。
彼女『昨日はありがとう!無事に帰れた?』
この時はスマホではなかったし、私が持っていた携帯は外国語の設定ができない携帯だったので彼女からのメールは日本語だった。
韓国で彼女とメールをした時は韓国語でのやり取りだったので、何も問題はなかったのに。。。日本語でメールを送ろうとすると普段の2〜3倍時間も掛かるし、とにかく難しい。。。
携帯を持ったことがない人が初めてメールの使い方を教わって送っているような状態。
私『無事に帰ったよ』
彼女『今日は何するの?』
私『勉強をして寮の周りに何があるか見に行くつもり』
これを漢字なしでひらがなとカタカナを使って韓国語で作成して送った私
例えばこんな感じ
『イルボのゴンブハゴ、ギスクサジュビョンボロガリョグ』
日本語で『勉強をして寮の周りに何があるか見に行くつもり』です。
メールを送って、部屋の片付けが終わった私は出かける準備をして外に出た。。。
昨日雨が降ったからか、今日の東京の空はもっと綺麗に見える。。。
そして本当にいい天気。。。暑くもないし、寒くもない。。
頬に当たる日本の10月の秋風。。。
風に当たるだけで気分がリフレッシュされる。。。
外に出て辺りを見回すとやはり全部日本語表記で、また改めて私は日本に来てるんだと実感する。。。
日本語ばかりの景色を見ながら気持ちいい風に当たっている時だった
また私の携帯が鳴り始めた。。
携帯をみたわたし。。
全然知らない番号だった。。
なに?? 番号を確認すると海外からの電話だった。。。
なに??まただれ??
もしかして別れた彼女??
いや。。私の番号分かるわけが無いはずなのに。。。??!