新大久保パーティーでの出来事??『積極的な男−50』
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# 新大久保パーティーでの出来事??
同じ寮に住んでいるKさんの誘いで今日の夜は新大久保のパーティーに行く予定だ。
昨日も学校の遠足で池袋に行って韓国語ばかり使ってしまったし、寮に帰ってからも日本語の勉強がちゃんと出来なかったため、今日は朝から夜のパーティーの時間までは一生懸命勉強するつもりだ。
その為今日は土曜日ではあるが早起きをして、Kさん&HCさんと一緒に寮の食堂に朝食を食べに来た。
HCさんがあまり登場しない理由
同じ留学院を通じて同じ飛行機に乗り日本へ来て、同じ寮で一緒に生活しているKさんとHCさんそして私。でもこの話の中では『Kさん』は頻繁に登場するのだが『HCさん』はあまり登場しない。
なぜなのか??
その理由は、、、私の場合、日本語勉強のために遊びたい気持ちを抑えて我慢しているのだが、HCさんは元々外で遊ぶのがあまり好きではない性格で、寮での食事以外で一緒に出掛けた事がないから。だが、とてもいい人でいつも私とKさんが話しているのを楽しそうに聞いてくれた。たぶんそれでHCさんも満足していたのだと思う。。。
話に戻ります
(朝ご飯をたべながら。。。)
Kさん『今日楽しみだね。。。』
今日のパーティーに凄く期待しているのが表情からもみえた。
私『笑 そうですね〜!』
Kさん『加藤綾子さんみたいな人がくるといいね^^笑』
(当時いつも朝ごはんを食べている時『めざましテレビ』を観ていて、Kさんは加藤綾子アナウンサーの大ファンだった。笑)
私『笑 何時に出ますか?』
Kさん『場所もよく分からないから4時くらいには出ようか?』
私『はい。』
朝ごはんを食べ終えて部屋に戻った私はいつもと同じルーティーンで勉強を始めた。
ひらがな&カタカナ、日本語単語、今週学校で勉強した事をもう一度復習して、来週の授業の予習まで、そして韓国から持ってきた日本語教材のファイルを聴き、声に出しながら発音を真似た。
今日一生懸命勉強すれば夜のパーティーで、今までよりも日本語で会話ができるようになるのかな。という考えがあったようで普段より集中力がかなり高まっていた。
集中して勉強をしていていると私の電話が鳴った。
見てみると、J(高校の友達、日本で働いている)からの電話だった。
私『もしもし』
J『元気?勉強頑張ってる?』
私『頑張ってるよ〜どうしたの?』
J『あのさ〜来週の金曜日の夜、新大久保で日本人女性だけが集まるパーティーがあるんだけど一緒に行かない?』
私『まじ?! 笑』
J『なんで笑うの??』
私『実は私今日新大久保のパーティーに行くんだよ』
J『まじで?!誰と?』
私『寮の人と』
J『笑 どうする?行く?行かない?』
またパーティーか。。。と少し悩んだが来週もそのパーティーを目標にして月曜日から金曜日まで一生懸命勉強を頑張って、パーティーに行き1週間勉強した日本語の成果を発揮する場所感覚で使ってみるのもいいと思った。さらにまたそれが来週一週間の日本語勉強のモチベーションになるんじゃないか。とも思った。
私『了解! 行く! 何時?』
J『夜7時からだから、6時半に新大久保駅で!』
私『了解!』
J『カッコよくして来てね 笑』
私『これ以上カッコよく?』
電話が切れた。。。笑。。。こいつ。。。笑
今日は一生懸命勉強が出来たという満足感で幸せな気持ち。。。
それにしても思い出すと笑ってしまう。。。なんで新大久保でそんなに毎週パーティーがあるんだ??と思いながらクスクス一人で笑っていたら
トントントン
ノックの音で時計を見るともう出発する時間だった。
勉強や友達との電話で時間をすっかり忘れていた。。。やばい。。。
Kさん『行きましょう!』
期待感で溢れていたKさんの表情が、まだ何の準備も出来ていない私の姿を見てがっかりした表情に変わった。
Kさん『え??何??行かないの??』
私『あ。。。すみません。。。5分で準備します。』
滅多にこんな事ないのに今日はどうしたんだろう私。。。
急いで出かける準備をしてKさんと一緒に駅に向かった。
私『すみません。』
Kさん『大丈夫だよ!でも今日綺麗な人いたら私とうまく行くように協力してね』
私『分かりました!笑』
そして私たちは電車に乗って色々話しながら新大久保に向かった。
私『日本語大丈夫ですかね?』
Kさん『私もちょっと心配だけど、頑張ろう!なんとかなるでしょ?笑ドキドキするね 笑』
私『笑 そうですね!』
新大久保駅についた私たちはKさんが印刷してきた地図をみながらパーティーのある会場に向かった。しかしなかなか会場が見つからず、地図をみながらかなり道に迷ってしまった。
Kさん『道に迷う事を考えて早めに出てきてよかったね』
私『そうですね』
道に迷ったが、こんな事もあろうかと、早めに寮を出ていた為パーティーが始まる15分前にお店がある建物の前に着いた私たち。
外観は普通のビルで、今日のパーティーがある3階のお店の名前を確認し、エレベーターに乗って3階に上がった。もう気分は盛り上がっている様子のKさんの表情。。。笑
エレベーターから降り、Kさんが急いでお店に入ろうとしたのだが、その時私はなんだか怪しい雰囲気を感じた。
私『Kさん!ちょっと待って!まだ入らないで下さい!!!』