韓国人男の韓国での最後の日『積極的な男−11』
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# 韓国人男の韓国での最後の日
インチョンの実家に帰ってからもう2週間がたった。
今回日本に行ったら、問題が起きない限り自分で決めた目標が達成できるまでは、韓国には戻らず日本にいるつもりだ。
目標達成?
そうだ。とにかく日本の生活にはやく慣れて、3ヶ月間一生懸命日本語の勉強をして、3ヶ月後アルバイトができるビザに変わったら、すぐにアルバイトを見つけて、そしてそのアルバイトに慣れたら、その時韓国に一度帰るつもりだ。その時までは絶対に絶対に帰らないから!と決めた。
2010年10月。。。
明日から私の日本留学生活が始まるんだ。
軍隊に入隊したのも10月だった。日本に入るのも10月か。。
私にとって10月は自分の生活が大きく変わる月なのか??笑
日本に持っていく荷物を全部まとめてカバンにいれなければならない。
さっき言ったように、目標達成までだいたい5ヶ月間はずっと帰らずに日本にいると思って荷物の準備をしていたからか、荷物がめちゃくちゃ多かった。まるで引越しみたい。。笑
私の母が荷物をみて『あなた、一生帰ってこないつもりなの??』と聞いた。笑
今の私なら、どこの国に行ってもほとんど荷物がない状態でも動けるのに、日本留学の準備をしていた時は、これも必要そうだし、あれも必要そうだしという感じだった。笑
やはり荷物が全部はカバンに入らなかった。それで何度も荷物を減らして、さらに減らしてやっと荷物の整理が終わった。
荷物の中には日本語の勉強に必要な本も、洋服も、そして明日会う彼女にあげるために買ったプレゼントも入っていた。
せっかく韓国から行くのでプレゼントを買って行こうとしたが、何を買えばいいのかよく分からなくて、結局私が選んだのは、韓国で私が好きだった香りの香水だった。プレゼントを選ぶのは未だに苦労する。笑
明日には日本に入って彼女と銀座で会うんだ。
明日だと思ったら、なんだかまたドキドキしてきた。
日本での生活も、彼女と会う事も。。
彼女の事は写真で知っているが、直接声を聞いた事がなかったので、明日ちゃんと彼女の事を見つけられるのかが不安。でもまあ電話があるからいいのか。
結局荷物が多すぎて持っていくつもりだった布団は入れずに諦める事にした。
そして母に入りきらなかった布団を日本に郵送で送ってもらえるようお願いした。
別に二日くらいは布団がなくても寝れるでしょ。と思った私。
荷物の整理が終わって、両親と2010年最後の食事をした。
そして親友たちが家の近くまで会いに来てくれた。
風が少し冷たい10月。。
私たちは外で暖かいコーヒーを買って飲みながら楽しくお喋りをした。
友達が私に『明日から韓国語でお喋りできないんだから、言いたいこと全部喋っていいよ』と言ってくれた 笑
10月の夜は私の心を温かく幸せな気持ちにしてくれた。
私にはいつも応援してくれる両親がいるし、会えばいつも楽しい親友たちがいる。
私は本当に幸せな人間だと思った。
私が頑張ればなんの問題もないんだと思えた。
友達と最後の挨拶をして、一人で家に帰りながら夜空の星を見てみた。
高校生の時から頑張っている時、大変な時はいつも夜空の星をみて独り言をいう習慣がある私。。
2010年最後に韓国の夜空の星を見上げて自分に言った。
『頑張ろうね』