在日韓国人の彼女に最後の挨拶をした『積極的な男ー77』
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# 在日韓国人の彼女に最後の挨拶をした
マクドナルドでKさんと昼ご飯を食べた帰り道。。。
スーパーに立ち寄ってアイスクリームを一個ずつ買って食べながら寮に帰っているところだった。。
私たちの寮の前に見覚えのあるシルエットの女性が立っていた。
少し近づいてみるとそれはなんと。。。
日本に来てから付き合い、そして別れた在日韓国人の彼女Mだった。。。
私「ちょっと待ってください。。。」
Kさん「なんで??」
私「あの寮の前にいる人。。。この間別れた彼女です。。。」
Kさん「え??本当に??でもなんで寮の前に立ってるの。。。???」
私「。。。」
Kさん「どうするつもり??」
私「私ちょっと声を掛けてから帰ります。Kさん先に帰っててください。」
Kさん「了解。」
Kさんには先に寮に帰ってもらい。。。
私はM(在日韓国人の彼女)のもとへ向かった。。。
私「久しぶり。。」
M「??!」
私が突然声を掛けたので驚いているM。。。
M「ごめん。。。」
私「。。。」
M「元気かなと思って。。。来たんだけど。。。電話して直接話す勇気はなくて。。。ごめん。。。帰るね。。。」
と言いながら私に背中を向けて帰ろうとしているMをそのまま帰らせるのは良くないと思った。別れる時も直接会わず突然メールで一方的な話し方をして終わらせてしまった事への謝罪もちゃんとしなければと思った。
私「ちょっと待って。。。コーヒーでも飲みに行く?
M「。。。」
私「行こう。。。」
私と付き合っていた時は常に元気で明るい活発な女性だったのに、今日見たMはなんだか自分に自信が無く気持ちが下を向いている気がした。。。そして勇気がなくて私に電話できなかったという話を聴いて少し悲しく本当に申し訳ない気持ちになった。。。
一緒に歩いてまた西葛西駅に向かった。
そして駅前にあるコーヒーショップに入った。。。
私「何にする?」
M「ホットコーヒーで」
店員さん「いらっしゃいませ」
私「ホットコーヒーをふたつください。」
Mと付き合っていた頃はMが注文と支払いを全てしてくれていたのだが、今日は私が注文と支払いをする事ができた。
私「元気だった?」
M「うん。。おっくんは。。。」
私「うん。。。私も」
M「。。。どう。。。日本語の勉強は。。。順調??」
私「うん。。。頑張ってるけど。。。なかなか上手にならないもんだね。。。」
M「。。。そのまま続ければきっと上手になるよ。。。」と励ましてくれるM。。。
付き合っている時もそうだった。。いつも私に力をくれる言葉を自然と言ってくれるMを見て、やはりこの人は本当にいい人だと思った。。。
でも今日は冷静にMと話さなければならないと思った。
今日の行動を見て、ちゃんと私の想いを伝えないとMはいつまでも私の事を忘れられずに前に進めないのではないかと思ったので。。。彼女の為にも心を鬼にして私との事に踏ん切りをつけて貰わなければ。
私「この間はごめん。。。メールで別れを言ったりして。。。」
M「。。。」
私「直接会って話そうとしたんだけど、会うとそれがなかなかできなくて。。。メールで話すしかなかった。。。」
M「。。。」
私「またこうやって会うと昔のこととか思い出して。。。正直私も気持ちが穏やかではいられなくなるんだ。。。」
M「ごめん。。。」
私「私がMと別れを決めた理由はMが嫌いだからじゃなくて。。。仕方なかったというか。。。言い訳にい聞こえると思うけど。。。でも本当に余裕がないんだ。。今の私の日本語レベルだとまだまだ時間もかかりそうだし、今よりもっともっと頑張らなきゃいけないんだ。。。私が勝手な事をいってるのは十分わかってる。。だけどMも私の事をもう忘れてほしい。。。」
M「。。。わかった。。。私もなんで今日おっくんの寮まで来たのかわからない。。。本当にごめん。。。」
私「それとアイポットなんだけど。。。これ。。。私こんなに高価な物を貰ってそのままでいるのも悪いから。。。悪いんだけど。。。お金で返してもいいかな。。。」
M「いゃ。。。それはそのまま持っていてくれないかな。。。おっくんの勉強のためにうまく使って欲しいから。。お金で返すなんて言わないで。。そのまま何も言わずに受け取っておいて欲しい。。」
私「。。。ありがとう。。。」
別れて1ヶ月ぶりに会ったM。。。
相変わらずとても綺麗だった。。。変わっていたのはいつも元気だった彼女の表情に悲しみが見えた事。。。そしてそれは私のせい。。。
今日Mに直接会ってメールで別れ話をした時には伝えられなかった話をする事ができた。
これで本当に最後のさよならができた。。。
彼女を西葛西駅まで送って一人で寮に帰っている間、正直また複雑な気持ちになり心がグラグラしていたのだが、それはもう贅沢な気持ちな気がした。。そしてそんな自分ではMに対して申し訳ないという想いで打ち消した。。
私は今何を差し置いてでも勉強に集中しないといけないのだという考えしかなかった。。。