部分痩せをする事は可能であるか否か『部分痩せが出来る方法は?』
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誰もが夢見る部分痩せ、「お腹だけ痩せないかなぁ」「脚が細くならないかなぁ」などなど・・・思っている方多いと思います。部分痩せをすることは可能なのか?今回は脂肪の合成や燃焼のメカニズムについて詳しく掘り下げていきましょう。
目次
1. 脂肪の働き
まずは私たちの身体にある脂肪の役割を見ていきましょう。
私たち人間の身体は37兆個の細胞からなっていますが脂肪細胞はその中で250億~300億あると言われています。
役割としては体温を保ったり、エネルギー源となったり、臓器を安定させて衝撃から守るクッションのような働きをします。
1-1 理想的な体脂肪率は何パーセント?
体脂肪の過剰な蓄積によって起こる生活習慣病(高血圧や高脂血症)などから、体脂肪自体が敬遠される傾向にありますが、これが体内から全くなくなってしまうことも良くないです。
体脂肪が少なくなり過ぎてしまうとエネルギー供給源が脂肪から筋肉にかわってしまい、筋肉量の低下によって体温の低下、免疫力の低下、皮膚や肌のツヤの劣化、ホルモン異常をきたすといった悪影響が起きる事があります。
理想的(健康的)な体脂肪率は男性の場合で30歳未満は14~20%、30歳以上は17~23%と言われています。女性の場合は30歳未満が17~24%、30歳以上は20~27%が理想的な体脂肪率の数値です。
女性のほうが体脂肪の多い理由としては女性ホルモンの働きにあります。
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの働きの一つに脂肪の合成があります。
そして女性は男性より筋量も少ないために体脂肪の蓄積がされやすいのです。
一方男性は筋肉がつきやすいために皮下脂肪の蓄積はしづらく、内臓脂肪をためやすいという違いがあります。
2. 内臓脂肪と皮下脂肪の違い
体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪という物が存在しますがそれぞれの違いをみなさんは分りますか?
内臓脂肪とは腸を固定する腸間膜という膜に蓄積します。
皮下脂肪は読んで字の如く皮膚の下につく脂肪ですが、内臓脂肪は過剰な蓄積によって生活習慣病を引き起こすと言われています。
そしてこの内臓脂肪や皮下脂肪などの体脂肪のもととなるのが中性脂肪と言われるもので、脂肪酸とグリセリンからできています。
そして、体脂肪の付き方は内臓脂肪型と皮下脂肪型に分けられるのですが、それぞれ「リンゴ型肥満」(内臓脂肪型)と「洋ナシ形肥満」(皮下脂肪型)と別の言い方ができます。
2-1 リンゴ型肥満
リンゴ型肥満は内臓型肥満というだけあってポッコリお腹が特徴です。
内臓脂肪は代謝活性が高いため、規則正しい食生活と運動を組み合わせることによって解消することができると言われています。
男性の方が痩せやすいとされている理由の一つとしてリンゴ型肥満の方が洋ナシ型肥満よりも脂肪を落としやすいということが挙げられます。
2-2 洋ナシ型肥満
洋ナシ型肥満は皮下脂肪型肥満の別名です。
洋ナシ型の肥満は下腹部、大腿部、臀部などに皮下脂肪がたまりやすく、放っておくとセルライトになるため注意が必要です。
女性の多くは洋ナシ型肥満に分類され、下腹部と下半身の脂肪に悩まされることが多いでしょう。
その女性の悩みの種でもある下半身太りなどを部分痩せすることは可能なのでしょうか?
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3.部分痩せはできる?できない?
結論からいうと、「脚のみ」、「二の腕のみ」等の部分痩せは不可能といわれています。
人の身体は原則として、脂肪をエネルギーとかえて活動します。
その際にはある部分のみの脂肪からエネルギーを供給するのではなく、全身の脂肪細胞が供給されるようになっています。
有酸素系のエネルギー代謝においてATPを作り出すために脂肪酸がミトコンドリアに運ばれ、その際に特定の脂肪酸のみが優位に動員されることはありません。
腹筋運動を一所懸命に行ったとしても腹部に蓄積されている脂肪が優先的に分解されることはないということです。
人間の構造上、生理学的には部分痩せをすることは不可能ですがそれを可能にする方法が一つあります。
3-1 部分痩せの救世主?
唯一の部分痩せの方法は「痩身クリーム」です。
「部分痩せを可能とする」と謳っているクリームの成分は主にヨヒンベというハーブからできています。
このヨヒンベは脂肪の分解を遅らせるα2アドレナリンレセプターというものの働きを抑え、脂肪の燃焼を促進します。
サプリメントとして経口摂取することも可能ですが、動悸や吐き気などの副作用の危険性があるため、ジェルとして使用される場合があります。
ただ使うタイミングとしてはダイエットを始めたばかりのときに使用してもあまり効果が無いのでとされているので痩せたいからすぐに使うものではないのでご注意ください。
ヨヒンベの配合された痩身クリームを使わない限り、人間の本来の力で部分痩せをすることは不可能ですが「部分痩せをした」ように見せることは可能です。
3-2 視覚的部分痩せ
食事制限や運動では生物学的に部分痩せをすることはできませんが、外見上「脚が細くなった」「顔が小さくなった」「二の腕が引き締まった」などの変化をもたらすことはできます。
その方法はむくみをとることと、筋肉を鍛えて筋肉自体を引き締めることです。
3-3 むくみをとるための秘訣
むくみをとることは身体の中の余計な水分を排出することです。
ナトリウム(塩分)を余分に摂ると水分を引き込む性質があるので摂取された水分が体外に排出されにくくなります。そして余分となった水分がむくみとなります。
むくみを防ぐためにはまずナトリウム量をコントロールすることが重要です。
WHO(世界保健機関)が推奨している1日の塩分摂取量は5~7g程度といわれているのでまずはこの範囲に収まるように食事で塩分コントロールをします。
そして塩分をコントロールすることはもちろん大切ですが、逆に余分な塩分を身体から排出することも大切です。
具体的に言うと、カリウムという成分がナトリウムの排出を促すので塩分を摂り過ぎた際などはカリウムを積極的に摂りましょう。
カリウムはサツマイモやバナナ等に多く含まれています。
3-4 筋トレは美ボディを作る
筋肉をしっかりと鍛えましょう。
筋肉は鍛えられていないと緩くなった状態になるため、鍛えられて引き締まった筋肉と比べると見栄えにも大きな差が出ます。
女性の場合は筋肉の上に皮下脂肪も乗りやすく、男性と比べるとある程度脂肪を落とさないとボディラインもはっきりしてこないのでウェイトトレーニングと並行して有酸素運動や食事の管理を行うと結果も出やすいでしょう。
ウェイトトレーニングはスクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどのフリーウェイト種目の多関節運動を中心に組んでいくと良いでしょう。
多関節種目、フリーウェイト種目のほうがたくさんの筋肉を動員し、エネルギー消費も多いためです。そして補助的に細かい部位のトレーニングも取り入れて全身くまなく鍛えると良いでしょう。
フリーウェイトトレーニングはマシンでのトレーニングと比べて怪我のリスクが高いので慣れるまでは専門的な知識を持ったトレーナーの指導を受けることが理想的です。
4. まとめ
痩せたい部分だけ痩せる夢のようなことは少し難しいですが、運動や食事、体質改善など多角的にアプローチすることによって結果的にバランスのとれたキレイなプロポーションを手に入れることができるのです。
人によって脂肪の落ちにくい場所等はそれぞれありますが継続することによって必ずその脂肪も燃焼することができます。
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